もう1日たりとも働いていられない、もう辞めたいと考えることはありますが、その気持ちに至った理由を客観的に見ることも大事です。何の理由もなく仕事を辞めたいという方はまずいません。たいていの場合は、給与や残業など待遇の問題や人間関係や仕事内容に不満点があるようです。単なる自己過大評価や理想論による退職では、仮に転職が叶ったとしても長続きさせるのは難しいでしょう。
仕事を辞めたいと思ったときには、自己を省みることが重要です。辞めたいという気持ちだけで退職をし、転職活動をしても、問題の根本的な部分が解決しておらずまた同様の問題が起きることもあります。仕事を辞めたい理由について、自分の気持ちや現在の状況についてきちんと分析しましょう。
家族や目上の人、友人などに状況を相談し、自分の考えを述べて、話を聞いてもらうことも大事です。当事者の自分だけでものを見ていると見落とすこともあります。問題が発生しないよう、信用のできる、誠実な人に話を聞いてもらえれば理想的です。できれば1人ではなく、数人からアドバイスを受けることで、複合的な視点から判断ができるようにすると的確な判断が期待できます。仕事を変えることについて本などを読んだり、ネットで情報収集をするのも効果的です。
退職理由の整理のために仕事を辞めたい理由をノートに書き出してみるのも良いかも知れません。自分を客観視することが出来るので、仕事を辞めたいと思った時の突発的な離職による後悔を招きにくくなるのでおすすめです。